関連情報中東和平プロセス
ゴラン高原(Golan Heights)のカツリン(Katzrin)郊外にある駐留地で、軍事演習中に休憩するイスラエル兵士(2008年5月21日撮影)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA
【5月22日 AFP】イスラエル・シリア両政府は21日、中断していた和平交渉をトルコ政府の仲介で再開していたことを明らかにした。シリア政府は、占領しているゴラン高原(Golan Heights)のシリアへの全面返還を最前提とすることを、イスラエル側が了承したことを強調した。
シリアのワリード・ムアレム(Walid Muallem)外相は、AFPに対し、シリア政府が、ゴラン高原からの全面撤退の言質をイスラエル側から得ていると明らかにした。ゴラン高原は、イスラエルが67年の第3次中東戦争で占領し、81年には併合を宣言。ただし、国際社会はこれを一度も承認していない。
イスラエル北部の大部分を見下ろすゴラン高原の返還は、同国の取水源であるガリラヤ湖(Sea of Galilee)岸に国境線を戻すことにもなる。
イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は21日夜、和平追求のため、イスラエル政府は大幅に譲歩する用意があると表明した。
一方、米政府は両国の交渉再開を歓迎した。デービッド・ウェルチ(David Welch)国務次官補(中東担当)は、「和平に参加する国が増えるのは喜ばしいこと。シリアと合意に至れば、和平交渉が大きく前進するのは間違いない」と述べた。
イスラエルとシリアの和平交渉は、ゴラン高原の返還問題をめぐり決裂し、00年に中断した。ゴラン高原には現在、イスラエル人1万5000人と、イスラム教ドルーズ(Druze)派を中心とするシリア人1万8000人が暮らしている。(c)AFP/Charly Wegman




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