
【5月7日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いでヒラリー上院議員とのし烈な決戦を切り抜けたバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員。しかし、数週間にわたった両者の口汚い論争で、オバマ氏は傷を負いぼろぼろの状態となった。
米国初の黒人大統領を目指す46歳のカリスマ的議員は、変革と和解を合言葉に政界に衝撃を与え、動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)にも多数の動画が投稿された。
だが、経験不足や一連の過失、そして師と仰いできた牧師の発言問題などでクリントン氏や共和党指名候補のジョン・マケイン(John McCain)上院議員にこの数週間でひどい傷を負わされ、オバマ氏は政治家が卑劣な職業であるということを身をもって知った。
ノースカロライナ(North Carolina)州で6日に勝利宣言し、インディアナ(Indiana)州では小差で敗れたオバマ氏は、対立候補者の手厳しい非難にも自分の選挙戦が妨害されることはないと明言した。
声援を送る支持者らを前にオバマ氏は、「選挙戦に参加を決めた時から、こういった政争に巻き込まれないで済むとは考えていなかった。それでもわたしが大統領選に立候補したのは、こうのようなことを終わらせるためだ」と述べた。
「(こういった政争を)今回で終わらせよう。しかしそれは私が完ぺきな人間だから実現できるのではない。選挙戦もこの段階まで来れば、そのことは皆さんも知っていると思う。対抗陣営の用いる戦術をわたしたちも使用すれば、同じように分裂と行き詰まりに陥るだろう。だから、そうしないことでこれを終わせよう。力強く、繰り返し、自信を持って真実を伝えることで、そしてアメリカ国民が変革の必要性を受け入れることを信じて」(オバマ氏)
しかし一方で、ラストベルトと呼ばれる工業地帯のインディアナ州における接戦の末の敗北は、民主党の勝利に不可欠な白人労働者階級をオバマ候補がいまだ完全に納得させられていない現実を示している。(c)AFP/Alain Jean-Robert



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