【5月1日 AFP】米国務省は4月30日に発表した2007年度版のテロに関する報告書の中で、イランが引き続き世界で「最も積極的な」テロ支援国家の地位にあり、中東地域での影響力を拡大し米国を同地域から駆逐しようとしていると指摘した。

 また、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やその関連組織、特に現在、パキスタン北西部の部族地域に「安全な隠れ場所」をもつ勢力は、米国や同盟国にとって「最大のテロの脅威」であるとしている。

 同報告書によると、米国が「テロとの戦い」における同盟国とし、その最前線とみなすパキスタン国内、主に北西部のアフガニスタンとの国境地帯でのテロ攻撃は07年に倍増しており、また、アフガニスタンでも増加しているという。

 同報告書には、イランのほかにも、シリアや北朝鮮、キューバ、スーダンがテロ支援国家として名指しされている。(c)AFP/Lachlan Carmichael