関連情報ジンバブエの政治情勢
ジンバブエの首都ハラレ(Harare)で、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領や野党候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)氏らの大統領選の選挙ポスターの前を通る子どもたち(2008年4月27日撮影)。(c)AFP/Alexander Joe
【4月28日 AFP】3月29日に行われたジンバブエ総選挙で、開票作業に不正があったとして与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(Zimbabwean African National Union-Patriotic Front、ZANU-PF)が再集計を要求したのは、大統領選での勝利を確定し決選投票を回避しようとのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(84)の時間稼ぎ戦略だったとの見方が浮上している。
29日の総選挙では下院選)、大統領選、地方選が行われた。再集計の結果、下院選では26日の段階で与党の敗北が確定したが、英国からの独立以来28年間政権の座にあった与党が野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change)に対する敗北を認めたことは、多くの政治アナリストから驚きをもって迎えられた。
一方、首都ハラレ(Harare)在住の政治評論家タクラ・ザンガザ(Takura Zhangazha)氏は、与党は今や下院選より大統領選の結果を重視していると指摘。「再集計の期間を利用して、ムガベ大統領が組織の引き締めと作戦の練り直しを行い、暴力的手段を使って低迷する支持率を盛り返すことを意図していたことは明らかだ」との見方を示した。
「万一、決選投票となった場合には、暴力的手段を使って地方での投票を制限する策略だった」(ザンガザ氏)
護憲活動家の弁護士、Lovemore Madhuku氏も「集計作業は時間稼ぎを謀ろうとしたZANU-PF側の焦りを示している」と語り、同様の見方を示した。
最終的な再集計結果は28日に発表される予定で、選挙管理委員会関係者はムガベ大統領と野党候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)氏が、同日中にも大統領選結果について協議する予定だと話した。
野党や人権保護団体の報告によると、再集計作業の開始以来、野党支持派に対するムガベ大統領支持派の民兵らによる暴力行為が多発しているという。(c)AFP/Godfrey Marawanyika
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