【4月27日 AFP】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は26日、中国政府がチベット問題をめぐりダライ・ラマ側との対話に応じる意向を示したことについて歓迎するとしたものの、「真剣な話し合い」でなければ無意味だとくぎを刺した。

 米国訪問を終え亡命政府のあるインド・ダラムサラ(Dharamshala)の空港でダライ・ラマは、「(対話について)詳しい情報を得ていないが、対話は良いことだ」とした上で、「チベット人の怒りを和らげる方法について」また「チベット問題」について真剣で十分な話し合いを望むと述べた。さらに、国際社会の懸念をなだめるだけの目的では「無意味だ」と指摘した。(c)AFP/Aditi Singh