
【4月23日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いに向け22日に行われた米ペンシルベニア(Pennsylvania)州の予備選挙では、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員がライバルのバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員に勝利し、候補指名にぎりぎりの土壇場で踏みとどまった。
だが、今回の勝利によってクリントン氏が大統領選本選にむけて前進したかどうかは依然として不透明なままだ。民主党の指名獲得や代議員の獲得、資金集め、一般投票など障害はまだまだ多い。ただ1点だけはっきり言えることは、クリントン氏は民主党の候補者指名争いから退場する気は全くないということだ。
クリントン氏は、熱狂的な支持者で埋め尽くされたフィラデルフィア(Philadelphia)のホテルで勝利宣言を行い、「わたしを嫌う人やあきらめろと思っている人もいる。だが、ここフィラデルフィアで今日、あなた方の思いが通じた。あなた方のおかげで流れが変わった」と語った。
クリントン氏は安堵(あんど)感と高揚感を漂わせた表情で「米国民は決してあきらめない。そして大統領にもあきらめない人物を選ぶ」と語り、残り少なくなった指名争いを継続していく意向を表明した。
開票率80%の段階で、得票率はクリントン氏が55%、オバマ氏が45%となっている。クリントン氏が今後の民主党指名争いで劇的に流れを変えるためには、得票率で2ケタの差をつけなければいけないといわれている。
このところ勝利を重ねているクリントン陣営は選挙戦を続けていく根拠を得ただけでなく、資金集めにも弾みがつくとみられる。また、クリントン氏では本選挙に勝てないというオバマ陣営の主張に反論する時間を得たことになる。さらにペンシルベニアでの勝利で、クリントン氏は、オハイオ(Ohio)州やテキサス(Texas)州など、大統領選本選の勝敗を握る重要州で勝利することができるただ1人の民主党候補者だという主張も許可されるだろう。
民主党指名争いの次のヤマ場は、5月6日のインディアナ(Indiana)州とノースカロライナ(North Carolina)州の予備選となる。インディアナ州は五分五分、ノースカロライナ州ではオバマ氏支持のアフリカ系が多くクリントン氏の勝利には「奇跡」が必要だともいわれている。(c)AFP/Stephen Collinson








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