米カリフォルニア(California)州ハリウッド(Hollywood)のシネラマ・ドーム(Cinerama Dome)で開催された「AFIロサンゼルス国際映画祭(AFI Fest 2007:AFI Los Angeles Film Festival)」クロージング作品『Love In The Time Of Cholera(原題:ラヴ・イン・ザ・タイム・オブ・コレラ)』の上映会に登場した、歌手のシャキーラ(Shakira)(2007年11月11日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Kevin Winter
【4月22日 AFP】教育推進団体Global Campaign for Educationが主催する毎年恒例の「教育のためのグローバルアクションウィーク」初日の21日、英国のゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相はコロンビア人歌手のシャキーラ(Shakira)さんとメディア向け電話会議で会談し、教育問題への取り組みなどを絶賛された。
会議にはほかに世界銀行(World Bank)のロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)総裁も参加。国連(UN)による「全世界の児童を対象に初等教育を2015年までに普及」といった目標が話し合われた。
「オシリは嘘つかない(Hips Don’t Lie)」や「Whenever, Wherever」といったヒットソングで知られ、ユニセフ(Unicef)親善大使も務めるシャキーラさんはブラウン首相について「素晴らしい心構えがあり、革新的で、教育問題にとても熱心に取り組んでいる」と大絶賛。
「首相の仕事ぶりは素晴らしいわ。それに、わたしのような芸能人とも気さくに話してくれる。わたしたちはいわば、同じボートに乗り、同じ岸辺を目指しているようなもの。世界中のすべての子どもたちに、教育を普及させようとしているの」と語った。
これまで著名人と会うのは極力避けるようにしていると公言してきたブラウン首相。今回の会議ではいつもの気難しさとは違う表情を見せた。党首を務める労働党(Labour Party)の支持率が低迷し、先の世論調査でも対立政党・保守党(Conservative Party)に水をあけられたこと、税制改革をめぐって党内で反発が強まっていることなどから、方針変更を図っているとみられる。
実際、過去数週間でブラウン首相は俳優のジョージ・クルーニー(George Clooney)さんをロンドン(London)の首相官邸に招待してダルフール(Darfur)問題について話し合ったり、米タレント発掘番組「アメリカン・アイドル(American Idol)」に出演してマラリア根絶に向けた英政府の協力を約束したりしている。
とはいえ電話会議後の首相は、いつもどおりの気難しい表情で以下のように語った。
「皆さんと協力し、世界中の子どもたちに教育を普及させたい。シャキーラさんは長年にわたり、Global Campaign for Educationを支援してきた。ダルフール問題の解決、マラリア根絶――目標は何であれ、誰かがそれに向かって手を差し伸べているのであれば、わたしも喜んで協力したい。大切なのは、(シャキーラさんのような)著名人が世界中の世論を活発化させることだ」(c)AFP