【4月19日 AFP】(一部更新、写真追加)中国の北京(Beijing)など国内4都市で19日、チベット(Tibet)問題や北京五輪に対するフランスの姿勢に抗議して、数百人がデモを行った。国営新華社(Xinhua)通信が19日伝えた。
 
 新華社によればデモが行われたのは北京のほか、中部の湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)と、東部の安徽(Anhui)省合肥(Hefei)と山東省(Shandong)青島(Qingdao)。
 
 北京では仏系大手スーパー「カルフール(Carrefour)」の店舗やフランス大使館、フランス人学校の周辺で小規模な抗議活動が行われた。北京のカルフール従業員によれば、デモに参加したのは約50-100人で、警察が警戒するなか店舗前で横断幕を掲げるなどした。この従業員は「騒ぎを大きくしないという当局の強い意思を感じた」と語った。

 武漢では、警察の発表と目撃者の話によれば、カルフールの店舗前にデモ隊が集まり抗議行動を行った。付近の住民によると、カルフールの店舗前に100-200人が集まり、店内に入らないよう求めるプラカードを掲げる不買運動を行ったという。

 カルフールは一部の中国人からチベットを支援していると非難されている。(c)AFP