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08米大統領選挙>マケイン氏、民主党保守層取り込み狙う戦略展開か

  • 2008年04月16日 23:33 発信地:ビラノバ/米国
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2008年4月15日、ペンシルベニア州・ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)で演説前に待機する、米大統領選の共和党候補指名が確定しているジョン・マケイン(John McCain)上院議員。(c)AFP/Getty Images/Jeff Swensen

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【4月16日 AFP】折に触れて故ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)元大統領への敬意を表明してきた米大統領選の共和党候補指名確定のジョン・マケイン(John McCain)上院議員は、かつての大統領選で故レーガン氏の大統領当選に一役買った民主党員労働者階級の浮動票を取り込もうとアピールに力を注いでいる。

 マケイン氏は15日、民主党指名争いの決戦地として接戦の予想される予備選が22日に行われるペンシルベニア(Pennsylvania)州で遊説した。そして来週から、従来の共和党大統領候補が全く訪問してこなかった各地を遊説する選挙キャンペーンを開始する。

 マケイン氏は、11月の大統領選本選を決する可能性もあるペンシルバニア州に照準を定め、レーガンを大統領に当選させたと言われる伝説的な「レーガン・デモクラッツ(レーガン大統領を支持した民主党員)」の支持獲得に注力している。

 同氏は遊説先のペンシルベニア州で記者に対し、「ペンシルベニアは、疑いようもなく激戦州だ」と答え、選挙キャンペーンについて「私は米全土を遊説し、全ての地区で競争する。共和党候補が全く訪問したことのない地区だけでなく、大統領候補が1人も訪問したことのない地区まで、私は遊説する」と考えを伝えた。

 マケイン氏は、経済的な苦境により壊滅した「ラストベルト」と呼ばれる中西部の重工業地帯の白人労働者階級に注力している。これは、オバマ氏がクリントン氏との選挙戦で取り込もうと力を注いできた層と重なる。

 民主党の指名候補争いではクリントン支持に偏りつつあるラストベルトの保守層選挙区だが、ベトナム戦争の従軍で負傷した率直な元軍人と評されるマケイン氏がラストベルトの保守層と「ウマが合う」可能性は高い。

 1980年と84年の大統領選挙で民主党候補を見捨ててレーガン候補支持にまわった「レーガン・デモクラッツ」と呼ばれる層は、大統領選本選において、オハイオ州やペンシルベニア州などの接戦州の結果を左右する層と見られている。

 米クイニピアック大学(Quinnipiac University)が実施した世論調査によると、ペンシルベニア州のクリントン氏の支持者のうち4人に1人が、オバマ氏が民主党候補に勝利した場合、共和党のマケイン氏に投票するとの意志を表明している。

 マケイン氏のペンシルベニア州保守層へのアピールは、早くも民主党選挙戦に影響を及ぼし始めている。

 アーカンソー大学(University of Arkansas)のAndrew Dowdle政治学教授は、クリントン氏が民主党指名を獲得した場合にはオバマ氏の支持層である富裕層や黒人層は本選でクリントン氏を支持するとの見通しを示した。

 その上で、Andrew Dowdle教授は、「クリントン氏は選挙結果を左右すると見られる接戦州で勝利を収められることを示す必要がある。特に白人労働者階級層の支持を得られることをアピールすることが重要だ」と述べ、ペンシルベニア州での勝利がクリントン氏にとって不可欠だと強調した。(c)AFP

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