
【4月16日 AFP】(写真追加)米大統領選の民主党指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員が、ライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員を追い上げていることが、15日発表された最新の世論調査で明らかになった。このところオバマ氏の発言が労働者を見下しているとして対立候補から攻撃されていたが、有権者の見方は冷静なようだ。
この調査は米ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とブルームバーグ(Bloomberg)が10日から14日にかけて行った。22日に予備選が行われるペンシルベニア(Pennsylvania)州でクリントン氏とオバマ氏の支持率はそれぞれ46%と41%で、一時は2ケタだった差は5ポイントに縮まった。ともに5月6日に予備選が行われるインディアナ(Indiana)州とノースカロライナ(North Carolina)州でもクリントン氏は支持を減らした。
ラストベルト(「寂れた工業地帯」の意)地域に位置するインディアナ州はブルーカラーの労働者が多く、クリントン氏の支持基盤となっている。SurveyUSA が14日に発表した世論調査では、同地域ではクリントン氏が16ポイントリードしていたが、今回の調査ではクリントン氏が35%、オバマ氏が40%で、オバマ氏がリードしている。
オバマ氏はノースカロライナ州で13ポイントも支持率を上げた。他の世論調査も、同州の黒人民主党支持者の支持がオバマ氏にとって大きな追い風になる可能性を示唆している。
ロサンゼルス・タイムズは、世論調査に回答した人の話として、オバマ氏がエリート主義的だとする批判や、オバマ氏が通う教会に在籍していた牧師の過激な発言を巡る「舌戦」は、まじめな政策論争の「余興」に過ぎないとする意見を掲載した。
専門家は、クリントン氏はペンシルバニア州予備選で圧倒的な大勝利を収め、民主党の「特別代議員」に、オバマ氏では共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員には勝てないと納得させる必要があると指摘している。獲得代議員の総数では、現在オバマ氏がリードしている。(c)AFP




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