【4月13日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信社(Korean Central News AgencyKCNA)は12日、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連、General Association of Korean Residents of Japan)に教育支援基金として約2億円を寄付したと伝えた。

 国民の貧窮と深刻な食糧難が懸念される中での寄付発表となった。

 KCNAによると、金総書記は教育支援基金と奨学金として2億500万円を朝鮮総連に寄付。「在日朝鮮人の子どもらが日本で民主的な国民教育を受けられるよう支援することが目的」と報じた。

 寄付は、1994年に82歳で死去した金総書記の父親で、北朝鮮で「永遠なる主席」と呼ばれる故金日成(Kim Il-Sung)国家主席の15周忌に合わせて行われた。(c)AFP