【4月11日 AFP】米下院がチベット(Tibet)問題の決議を採択したことについて中国政府は11日、激しく反発し中国の内政問題に干渉しないよう米国に求めた。

 中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)副報道局長は決議について「チベットの歴史と現実を無理やりわい曲するものだ」と述べた。

 この決議は中国に対しチベットの抗議活動の弾圧を停止し、亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世と直接対話を開始することを求めるもの。下院のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)議長が提案し、9日に413対1で採択された。9日には上院でも中国のチベット暴動弾圧を非難する決議が採択されている。(c)AFP