【4月2日 AFP】韓国国防省は2日、北朝鮮に通知文を送り、金泰栄(キム・テヨン、Kim Tae-Young)合同参謀本部議長の発言を巡って北朝鮮側が要求していた謝罪を拒否するとともに、朝鮮半島の緊張を醸成する行為を中止するよう求めた。

 国防省によると、通知文は北朝鮮の南北将官級軍事会談の代表、金英徹(キム・ヨンチョル、Kim Yong-Chol)中将宛てに送られた。発言を巡り、南北対話中断を示唆するなど北朝鮮が示した一連の敵対的な動きや発言に対して、韓国側が示した初めての公式な反応となった。

 金英徹中将は前月29日、韓国に通知文を送り、韓国軍の新しい合同参謀本部議長に就任した金泰栄陸軍大将の発言が、北朝鮮に対する「先制攻撃」を示唆するものだと非難し、謝罪を要求していた。(c)AFP/Jun Kwanwoo