【3月15日 AFP】米国防総省は14日、米軍関係者が関係した性犯罪についての報告書を発表した。

 これによると2006年10月から2007年9月の間に2688件の性犯罪が発生し、その60%が性的暴行だった。全体の72%は被害者に米軍関係者が含まれていた。181件は軍法会議、201件は法律によらない処罰、218件は行政上の措置あるいは除隊処分となった。

 約1040件については、証拠不十分または米軍関係者が民間人、外国人、または身元不明者による性犯罪の被害にあったことから米軍関係者の処分なしに捜査が終了している。

 また112件がイラク駐留兵士、19件がアフガニスタン駐留兵士によるものだった。

 同省は、報告期間を暦年から会計年度に変更したため、前期の数字と直接比較することはできないが、報告書では事件件数に大きな変化はみられないとしている。(c)AFP