2008年3月7日、米ワイオミング(Wyoming)州のキャスパー大学(Casper College)で行われた米大統領選の民主党指名候補選の選挙集会に姿をみせたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員。(c)AFP/ROBYN BECK
【3月10日 AFP】ワイオミング(Wyoming)州党員集会でバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員が勝利したことから、米民主党内の有力議員は9日、激戦が続く大統領選の同党候補指名争いで党内が分裂する事態を回避するため、制裁措置で代議員枠をゼロとされたミシガン(Michigan)、フロリダ(Florida)両州での予備選やり直しを焦点に対策に追われた。
民主党全国委員会(Democratic National Committee、DNC)のハワード・ディーン(Howard Dean)委員長によると、郵便による再投票と、代議員数をオバマ上院議員とヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員とで半数ずつ分け合うとした2案が出ているという。
2000年の米大統領選で決定的な役割を果たした両州は、今選挙では党の意向に従わず予備選日程を前倒したことから代議員枠をゼロとする制裁措置が科された。ただ、指名候補選が長期化の様相を呈する中、制裁を見直しミシガン、フロリダ両州の代議員を活かすべきだとの声が高まっていた。
ディーン委員長は、8月の党大会でオバマ・クリントン両氏が全面対決する事態は避けたいとの意向を示している。
民主党の全国大会はコロラド州(Colorado)デンバー(Denver)で8月25日から4日間実施され、自由意思での投票が許される約800人の「特別代議員」の一票が指名候補戦の行方を決定づける。
オバマ氏に苦戦を強いられているクリントン氏は、全面対決を避ける手段の1つとして、オバマ氏と正副大統領で組む「ドリームチケット(理想的な組み合わせ)」を強く示唆しているが、獲得代議員数で現在クリントン氏を100人ほど上回るオバマ氏にはクリントン氏に譲歩する意志はなく、両陣営の舌戦は一層の激しさを増している。(c)AFP/Jitendra Joshi

