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キューバ訪問中のミシェルEU委員、「制裁解除に向け対話開始を」

  • 2008年03月09日 14:58 発信地:ハバナ/キューバ
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2008年3月8日、キューバの首都ハバナ(Havana)でフェリペ・ラモン・ペレス・ロケ(Felipe Ramon Perez Roque)同国外相と共同会見する欧州連合(EU)のルイ・ミシェル(Louis Michel)委員(開発・人道援助担当)。(c)AFP/ADALBERTO ROQUE

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【3月9日 AFP】キューバを訪問中の欧州連合(EU)のルイ・ミシェル(Louis Michel)委員(開発・人道援助担当)は8日、フェリペ・ラモン・ペレス・ロケ(Felipe Ramon Perez Roque)同国外相との会談後の記者会見で、「EUは対キューバ制裁の解除に向けた対話を開始すべき」との見解を示した。

 フィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長は前月、引退を表明。実弟のラウル・カストロ(Raul Castro)第1副議長が後継議長に就任して以来、ミシェル委員はEU高官として初めてキューバを訪問した。

■EU議会等に制裁解除を働きかけへ

 ミシェル委員は「EU、キューバ間の外交関係の正常化は極めて重要な課題」との認識を表明。障害となっている制裁の解除を模索する考えを示した。キューバ訪問の成果を欧州議会(European Parliament)と欧州理事会(European Council)に持ち帰り、制裁解除に向けて両者に働きかける意向だという。

 キューバ政府は2003年、反体制派75人の身柄を拘束。これに対しEUは制裁措置を発動したが2年後に一時停止している。

■キューバ側も会談を「前進」と評価

 ペレス外相はミシェル委員との会談について「肯定的だった」と評価する一方で、「取り除くべき障害はまだ残っている」と語った。また、会談では「人権問題を含むあらゆる課題で政治対話を行う可能性についても協議した」ことを明らかにした。

 ミシェル委員の訪問によりEU、キューバ間の和解は進んだかとの記者団の問いには、同委員、ペレス外相ともに「前進した」と応じた。

■米国内にも変化の兆し、ブッシュ政権は態度変えず

 キューバの指導者交代を受け、同国に1962年から経済制裁を科している米国内でも、08年大統領選の民主党候補などから制裁解除を求める声が上がっている。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は、こうした声を「感傷的」と一蹴。「外交関係の改善を望むなら、変わるべきなのはキューバであり、米国ではない」との強硬姿勢を崩していない。

 ブッシュ大統領は「キューバは、ある独裁者を別の人物に置き換えただけ。しかも、前任者(カストロ前議長)は今でも舞台裏から影響力を行使し続けている」などと語っている。(c)AFP

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