2008年3月8日、マレーシア・クランタン(Kelantan)州の投票所で投票する女性。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN
【3月9日 AFP】8日投票のマレーシア下院(定数222)総選挙は、与党連合・国民戦線(NF)が過半数は確保したものの、安定多数の3分の2議席を失う見通しとなっている。
専門家は今回の総選挙では高インフレ、治安の悪化、民族間対立などを背景に与党連合に厳しい審判が下されたと分析する。アブドラ・バダウィ(Abdullah Badawi)首相は、いくつかの選挙区について与党連合の敗北を認めたと報じられている。
与党連合の獲得議席数は、民族間対立により3分の2議席を割り込んだ1969年以来、最悪となる見通し。前回2004年の総選挙ではアブドラ首相率いる与党連合が地滑り的勝利を収めていた。
1998年に副首相を更迭され、現在は野党の指導者的立場にあるアンワル・イブラヒム(Anwar Ibrahim)氏は、与党連合は憲法改正に必要な3分の2の議席を、再び割り込むことになるだろうと話している。(c)AFP