2008年3月4日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)ラマラ(Ramallah)に、サラム・ファイヤド(Salam Fayyad)自治政府首相との会談のため到着したコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官。(c)AFP/TARA TODRAS-WHITEHILL
【3月6日 AFP】コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は、2日間という短期日程の中東訪問で、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃を和平交渉再開の条件とするパレスチナ側に譲歩したとみられる。中東和平交渉はイスラエル軍によるガザ地区侵攻以後、パレスチナ側が中断している。
5日夜、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)の北大西洋条約機構(NATO)本部での外相会議に到着したライス長官は、イスラエル軍が続行しているガザ地区への攻撃に関してイスラエル、パレスチナ両者は対立したままだが、和平交渉再開に応じる意思は双方から取り付けたと報告した。イスラエル軍のガザ攻撃では、パレスチナ人125人が死亡している。
ツィピ・リブニ(Tzipi Livni)イスラエル外相との会談後の会見でライス長官は、交渉再開日程には触れなかったものの、双方が「再開させるつもりで、互いに連絡を取り合っている」と述べていた。ライス長官は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との「休戦」や「停戦」といった言葉は口にしなかった。
しかし、ライス長官と会談したパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)議長は「今日再び長官と会談し、デビッド・ウェルチ(David Welch)米国務次官補(中東担当)をカイロ(Cairo)に派遣すると聞いた。エジプト政府も休戦を視野に多大な努力を払ってくれている」と述べ、ライス長官が和平交渉再開のための休戦に向けて努力していることを示唆した。
アッバス議長はまた、ガザ地区攻撃に抗議するために前週末、凍結を発表した和平交渉を再開する意思があることを認めた。自治政府のナビル・アブ・ルデイナ(Nabil Abu Rudeina)報道官も「議長は和平交渉を再開してパレスチナの占領を終わらせ、パレスチナ国家建設に進む方針を確認している」とAFPに語った。
しかし、イスラエル側はガザ攻撃に関係なく交渉は実施されるべきだと主張し続けている。(c)AFP/Sylvie Lanteaume
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