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米戦略軍司令官、「21世紀中に抑止力としての核兵器が必要になる」

  • 2008年03月05日 10:44 発信地:ワシントンD.C./米国
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ワシントンD.C.(Washington, DC)で開催された航空宇宙関連の会議で演説する米戦略軍のケビン・チルトン(Kevin Chilton)司令官(2007年9月25日撮影)。(c)AFP/TIM SLOAN

  • 米戦略軍司令官、「21世紀中に抑止力としての核兵器が必要になる」

【3月5日 AFP】米戦略軍のケビン・チルトン(Kevin Chilton)司令官は4日、米国は21世紀中に抑止力としての核兵器が必要となるため、今から近代化を進めていくべきとの見解を示した。

 チルトン司令官は、新型のより信頼性の高い核兵器を保有することで、米国は防衛用に大量保有している未配備の兵器を削減できると指摘した。

 同司令官は「今世紀中に核抑止力が必要となるとみている。近代化済みの発射プラットフォームに見合う、近代化された核兵器が必要だ」と主張した。

 戦略軍は2009年度予算案で、核兵器の近代化計画に1000万ドル(約10億円)を要求している。以前にも同様の予算案を提出したが、米議会で否決された。また、新たな核兵器用の起爆装置の製造工場建設に1億ドル(約103億ドル)を要求している。

 一方、この計画は議論を巻き起こすとみられている。その一因には、核拡散防止条約(NPT)で、核保有国は核兵器の全面廃絶に向け取り組む義務があるため、これと相反することが挙げられる。

 同司令官は、「米国を破壊可能な規模の核兵器を所有する国が世界にある限り、そのような国々を抑止する必要が出てくるだろう」と述べた。

 米国は現在、核弾頭6000個を配備しているが、2002年に調印した戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)で、2012年までに2200個への削減が義務づけられている。(c)AFP

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