2008年2月26日、モスクワ(Moscow)で開幕した絵画コンクール「未来の大統領」の展覧会に出展された、柔道着姿のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)現大統領と次期大統領選の最有力候補ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev) 第1副首相がともにロシア国家を持ち上げる姿を描いた作品。(c)AFP/MICHAEL ECKELS
【2月27日 AFP】ロシアでは3月2日に次期大統領選挙を控えているが、同国の子供たちはすでに勝者を確信しているようだ。モスクワ(Moscow)で26日から展覧会が開幕した絵画コンクールの応募作品を見ればよく分かる。
■「未来の大統領」絵画コンクール
この絵画コンクールの課題は「未来の大統領」。主催者のタブロイド週刊誌「Express Gazeta」によると、これまでに応募された作品にはウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)現大統領と、同大統領が支持する最有力候補ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev) 第1副首相しか描かれておらず、大統領選に立候補しているほかの3候補が描かれたものは1枚もないという。
同誌のウェブサイトに掲載された作品には、普段は地味なメドベージェフ副首相がさまざまな格好で登場する。例えば、新生児をあやしたり、宇宙へ向かったり、またウエートリフティング選手の格好をしてプーチン大統領とともにロシア国家を持ち上げる姿などが描かれている。
プーチン大統領が前年末に後継者としてメドベージェフ副首相を指名して間もなく、同誌はコンクールを開催した。これまでにロシア全土から7-16歳の子供500人が力作を出品しており、5月のコンクール終了までには3000点程集まると予想されている。
■メドベージェフ副首相の知名度は?
子供たちが他候補者に全く関心がないのは、メドベージェフ副首相に対するロシア政府の強力な支持と、同副首相がほぼ独占的に国営テレビに登場していることによるとみられる。
一方、2年前に実施されたプーチン大統領を描く絵画コンクールは、大統領が月を征服したり、純金のトイレの横で歯を磨いたりする姿が描かれるなど、より色彩豊かなものだった。
同誌は、「当時プーチン大統領はすでに2期目に入っており、子供たちは大統領をよく知っていた。そして大統領のことが大好きだ。だがメドベージェフ副首相については全く知らない」とし、今回の応募作品の多くでメドベージェフ氏がプーチン大統領そっくりに描かれていると指摘する。
■豪華な賞品
2年前のコンクールでは、プーチン大統領の愛犬コニー(Connie)にちなみ、優勝者には賞品として子犬が、また両親にはドイツビール1樽が贈られた。
今回はノート型パソコンが贈られるというが、メドベージェフ副首相が人気を高めるには、大統領にとってのコニーのようなかわいい「友人」を得たほうがいいと同誌は提言している。(c)AFP




