2008年2月26日、北朝鮮・平壌(Pyongyang)で、故・金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)主席の肖像画を背景にたたずむ男性。(c)AFP/Mark RALSTON
【2月27日 AFP】北朝鮮が依然として行っていない「すべての核計画の申告」に関して、米前政権で北朝鮮問題を担当したウェンディ・シャーマン(Wendy Sherman)元政策調整官が26日、新大統領の就任まで申告を引き延ばすべきではないとの見解を示した。
ビル・クリントン(Bill Clinton)前米大統領の下で対北朝鮮の政策調整官を務めていたシャーマン氏は、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記はジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の融和的な政策を利用すべきだと語った。
さらに、「(北朝鮮が)決定を先延ばしにすれば、たとえ民主党の大統領であっても事態の急速な進展は難しくなるだろう。行動で示さなければ、信頼を得ることは難しいからだ」と指摘した。
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議における合意事項に基づき、北朝鮮は前年12月末までに主要な核施設の無能力化とすべて核計画の申告を行うことになっていた。
だが、申告する核計画の範囲についての合意が難航し、すべての核計画の申告は依然として行われていない。米国は、北朝鮮が核兵器製造のためのウラン濃縮用装置を購入したとされる疑惑などを完全に明らかにする必要があるとの立場を取っている。(c)AFP