【2月26日 AFP】インドは26日、核弾頭搭載可能なミサイルを水中から発射する初の実験に成功したと発表した。

 実験は26日午後1時(日本時間午後4時30分)頃、港湾都市ビシャカパトナム(Visakhapatnam)近海のインド南東沖で行われた。発射は水中の発射台から行われた。

 インド政府は今月、潜水艦に搭載可能な射程700キロメートルの弾道ミサイル「K-15」の発射実験を行うと発表していた。

 インド政府の防衛研究開発機関(Defence Research and Development OrganisationDRDO)のS. Prahlada主任担当官は、「K-15」ミサイルが、インドが建造中の原子力潜水艦に搭載される予定だと述べていた。

 また、インド海軍広報官は、2009年内に原子力潜水艦の海上試運転を実施する見込みであると述べている。

 1998年5月の核実験後、インド政府は、陸海空からの弾道ミサイルの発射を可能にするための開発を重視する政策を発表していた。(c)AFP/Parul Gupta