2008年2月16日、米ウィスコンシン(Wisconsin)州ミルウォーキー(Milwaukee)で、民主党員を前に演説するバラク・オバマ(Barack Obama)氏。(c)AFP/Getty Images/Scott Olson
【2月19日 AFP】米大統領選挙で民主党指名候補争いを展開するバラク・オバマ(Barack Obama)候補は、共和党員でありながら密かに自身を支持する人々を「オバマカン(Obamacan)」と呼んで会場の笑いを誘っているが、まさにそのような共和党員が本選挙の行方を左右する可能性がある。
オバマ氏の真意は笑いを取るだけではない。保守層からの反発を受ける対抗馬のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補とは対照的に、自身には党派間の対立を超えて本選挙を勝ち抜き大統領職を務める能力があると主張している。
スーパーチューズデーを迎えた今月5日、オバマ氏は「共和党員およびそれを支持する無党派層とともに本選挙に挑むか、あらゆる政党、出自、人種、宗教を超えて共通目的のために米国人が団結する選挙戦をとるかの選択だ」と語った。
オバマ氏は党ではなく同氏個人への支持基盤を確立することで、政界地図の変革を狙っている。
約30年前、ジミー・カーター(Jimmy Carter)政権に失望し、「偉大なコミュニケーター」と呼ばれたロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏支持に回った中産階級「レーガン・デモクラッツ」の再現となるかもしれない。レーガン政権は今でも人気がある。
オバマ氏は2000年と2004年の大統領選でジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領を選んだ州で勝利を収めている。また、党員以外の参加が認められている州の民主党予備選で同氏は、超党派の支持を獲得できることを示した。
12日のバージニア(Virginia)州予備選では、投票した有権者全体の7%が共和党員で、うち4分の3がオバマ氏を選んだ。アイオワ(Iowa)州では、民主党候補7人の中でオバマ氏が民主党員以外の票の44%を獲得している。
独立系の大統領選専門ウェブサイトRealClearPolitics.comによると最新の調査では共和党、民主党の支持者はほぼ同数で、11月の本選挙では支持する候補を決定していない6%の有権者が勝敗の鍵を握るとみられる。(c)AFP/Charlotte Raab

