
【2月14日 AFP】レバノンのラフィク・ハリリ(Rafiq Hariri)元首相が2005年に暗殺されてから3周年を迎えた14日、首都ベイルート(Beirut)では親欧米派与党の支持者数万人が追悼集会やデモを行った。
故ハリリ元首相が葬られているベイルート中心部の殉教者広場には雨の中、レバノン国旗や故首相の写真、さらにはこの3年間で殺害された政治家たちの肖像を掲げ、大勢の群衆が集まった。西側諸国の支持を後ろ盾とする親与党派の支持者たちは、ハリリ首相暗殺の背後にはシリアが関与しているとして、シリアに批難の矛先を向けた。一方、イランと共にヒズボラを支持するシリア政府は、暗殺への関与を否定している。
殉教者広場はデモの参加者でごった返し、市内に通じる高速や街路は周辺都市からの参加者の車両で渋滞した。デモの主催者らは参加者たちに、レバノン国旗や国旗の柄を配した傘やビニールバッグを配り続けた。主催者側発表では、追悼デモの参加者は数十万人に上った。
また集会と平行し、ハリリ氏が殺害されたベイルートの臨海地域では、故ハリリ氏の遺族と連立与党関係者たちにより広場の落成式が行われた。故首相の業績や言葉を刻んだ碑とともに銅像の除幕式も行われた。
一方、市内では同日、与党と対立するイスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ(Hezbollah)」により、同組織軍事部門のイマド・ムグニエ(Imad Mughnieh)司令官の葬儀が行われた。同司令官は、12日に自動車爆弾で暗殺された。
レバノン内では反シリア派与党と親シリア派野党の衝突に懸念が高まっており、この日の首都には政府軍および治安部隊兵士らが大量に配備された。ハリリ首相暗殺3周年を控えた過去数週間にも、両派は繰り返し衝突を起こしている。(c)AFP/Rita Daou and Rana Moussaoui
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