米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の司法省前で、水責めのデモンストレーションを行う人権活動団体メンバー(2007年11月5日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Mark Wilson
【2月8日 AFP】米ホワイトハウス(White House)のトニー・フラット(Tony Fratto)副報道官は6日、将来、米政府がテロ事件の容疑者を尋問する際、「ウォーターボーディング(水責めの一種)」を用いる可能性を示唆した。現在、水責めは拷問だとする批判が高まっているが、同副報道官の発言はこれに反論した形となった。
フラット副報道官は、水責めについて「その時の状況による」とし、「テロ攻撃が迫っているとみられる場合は、当然この方法の利用を考える状況に当たるだろう」と述べ、現在は禁止されているものの、水責めを使用する余地を残しておく必要があると強調した。
水責めは、スペインの宗教裁判からカンボジアのクメール・ルージュ(Khmer Rouge)政権に至るまで、残忍な尋問手段の代表格として実践されていた。方法としては、尋問対象者の体を固定し、頭から布をかぶせ、その布に水を注ぐというもの。専門家からは「おぼれている状態を作りだす」と例えられている。
5日には、米中央情報局(CIA)のマイケル・へイデン(Michael Hayden)長官が、上院情報特別委員会で、CIAが国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の容疑者に対する尋問時に、水責めを行ったと初めて公式に認める証言を行っていた。
フラット副報道官によると、米政府はこれまで、特定の尋問手段を明らかにすることは、米国の安全保障に脅威を与えかねないと主張してきたが、今回はジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が、公表を「承認」したことで、水責めの事実が認められたという。(c)AFP/Olivier Knox




ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。
AFPBB News に掲載している写真・見出し・記事の無断使用を禁じます。© AFPBB News