イランのIRINNテレビが放映した同国北部セムナン(Semnan)州に開設された宇宙センターから発射された、中距離弾道ミサイル「シャハブ3(Shahab 3)」によく似た巨大国産ロケット(2008年2月4日撮影)。(c)AFP/IRINN/DSK
【2月7日 AFP】ロシアのアレクサンドル・ロシュコフ(Alexander Losyukov)外務次官は6日、イランが4日にロケット打ち上げを行ったことについて、核兵器開発の意図はないとする同国の主張に疑念を抱かざるを得ないとの見解を示した。インタファクス通信(Interfax)とロシア通信(RIA)が伝えた。
ロシュコフ外務次官は両通信社に対し「潜在能力の高い兵器開発の動きは他国に懸念を生じさせ、イランの核兵器開発についても疑念を抱かざるを得ない」と述べた。
インタファクスによると「長距離ロケットは兵器の一構成部で、懸念が生じるのはやむを得ない」とも述べたという。
ロシュコフ外務次官の発言は、イランの核問題をめぐるロシアの立場の変化を示している。ロシアはこれまでイランの民生用核開発を擁護し、イランは安全保障を脅かし核兵器開発を計画しているとする米国などの主張を否定してきた。
また、イラン初となる同国南部のブシェール(Bushehr)原子力発電所も完成間近となっているが、ロシアの原子力関連企業アトムストロイエクスポルト(Atomstroiexport)が建設を請け負っており、ロシアが供給するウラニウムで稼働する予定だ。
イラン政府は4日に打ち上げたロケットついて「気象観測用」としており、国内初の宇宙センター開設を記念するもので、国産第1号となる人工衛星の打ち上げに向け実験を行ったと主張した。
イランの国営テレビはロケット打ち上げの様子を放映したが、到達高度などの詳細なデータは明らかにされなかった。(c)AFP
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