
【2月5日 AFP】米大統領選は、5日の「スーパーチューズデー」で各党の候補者指名争いが佳境を迎える中、民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員とバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員が11月の本選挙に向け「ドリーム・チーム」を結成するのではないかとの見方が広がっている。
4日の全米世論調査では互角の勝負を繰り広げる2人だが、指名争いでどちらが勝っても負けても、一方が大統領、もう一方が副大統領として、そろって本選挙に出馬するのではないかというのだ。
■「副大統領候補の検討は時期尚早」
前月31日に行われた両候補一対一の討論会も、その見方を裏付けるものだった。鋭い応酬があったものの、和やかな雰囲気に終始した。
オバマ候補は副大統領候補について「誰もがクリントン氏と考えるだろう」とし、「クリントン上院議員を尊敬している。この国に対する彼女の貢献は非常に素晴らしい」と持ち上げたが、「検討を始めるのは時期尚早だ」とくぎを刺した。
対するクリントン候補も「オバマ氏が先ほど言ったことに全く賛成だ。11月の本選挙で勝つために民主党は結束して準備を整えている」と応じた。
ヒラリー候補の夫、ビル・クリントン(Bill Clinton)前大統領の下で働いた経験のある政治ジャーナリストのジョージ・ステファノポロス(George Stephanopoulos)氏は3日、ABCテレビの番組で、ヒラリー候補が党候補になれば、オバマ候補とともに本選挙に挑むだろうと明言した。
このように、一見相容れない対立候補が手を組み大統領選に臨むことは過去にもあった。1960年には民主党のリンドン・ジョンソン(Lyndon Johnson)氏が人気候補ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)氏の副大統領として、1980年には激しい選挙戦を繰り広げた共和党候補、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏とジョージ・H・W・ブッシュ(George H. W. Bush)氏が正副大統領候補として本選挙に出馬した。
■主要問題で両者に相違
しかし、経験を売り物にするクリントン候補と「変化」を掲げるオバマ候補では、外交や医療保険制度、移民問題、さらに人種問題でも相違点が多く、「ドリーム・チーム」の結成はならないとの見方もある。
2000年にアル・ゴア(Al Gore)氏が大統領選に出馬した際に選挙参謀を務めたDonna Brazile氏は、31日の討論会終了後、「クリントン-オバマはドリーム・チームではなく、想像上の組み合わせに過ぎない」と指摘した。(c)AFP/Alain Jean-Robert






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