関連情報2008年 米大統領選挙
2008年2月3日、米ミズーリ(Missouri)州メリーランドハイツ(Maryland Heights)の店でスーパーボウルのキックオフに際し「ニュー・イングランド・ぺイトリオッツ(New England Patriots)」の帽子をかざす共和党大統領候補ミット・ロムニー(Mitt Romney)氏。(c)AFP/Getty Images/Joe Raedle
【2月5日 AFP】5日は次期米国大統領選挙の共和党、民主党の指名候補選出が全米24州で行われる「スーパーチューズデー」だ。スーパーチューズデー後の両党の候補者争いのシナリオ展開を予想してみた。
<民主党>
■クリントン、オバマ両陣営は「勝負持ち越し」と予想
スーパーチューズデーで、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補、バラク・オバマ(Barack Obama)候補のどちらかが、相手に敗北を確信させるに十分な代議員数や重点州での勝利を獲得することは、両陣営ともに考えにくいとしている。
両陣営が最もありうる展開だとしているのは、スーパーチューズデーで民主党の候補者選出が行われる22州で2人は接戦を演じるが、勝負は3月初旬まで持ち越され、それまでのメリーランド(Maryland)州、バージニア(Virginia)州、オハイオ(Ohio)州、テキサス(Texas)州の予備選が山場となるとの見方だ。
■専門家は「クリントン優勢」
一方、専門家らは、ニューヨーク(New York)州、カリフォルニア(California)州、ニュージャージー(New Jersey)州、ミズーリ(Missouri)州、マサチューセッツ(Massachusetts)州など代議員数の多い大きな州でクリントン候補が優勢となり、オバマ氏が勝利するのは小さな南部の州と地元イリノイ(Illinois)州だけだと予想する。
これを契機に、党幹部や著名党員など、予備選での代議員選出過程を経ないが候補指名に影響力を持つ「特別代議員」らがクリントン支持にまわり始め、残る日程でのクリントン氏勝利のお膳立てをするとみる。
■2州の代議員派遣資格復活論争でもつれ込みも
専門家はありえないと否定するが、第3の可能性としては、クリントン氏、オバマ氏の2人が各州で代議員を奪い合い続け、最終的に候補が指名される8月のコロラド(Colorado)州での民主党大会までもつれ込むという予想だ。
この場合、党規定に反し日程を前倒ししたために代議員派遣資格をはく奪されたミシガン(Michigan)州とフロリダ(Florida)州で勝利したクリントン候補は、両州の代議員枠の復活を求めることが予測され、激しい政治論争を引き起こす可能性がある。
しかし民主党幹部らは、共和党の指名候補が決定しそうな状況から、民主党も党大会以前に候補者を決定する必要性が高まるとみており、その場合も特別代議員が鍵を握るだろうとしている。
<共和党>
スーパーチューズデーでジョン・マケイン(John McCain)上院議員が、カリフォルニア州、ニューヨーク州 ニュージャージー州、テネシー(Tennessee)州など代議員数の多い州で優勢を固め、保守派の支持を分け合っていた対立候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)氏やマイク・ハッカビー(Mike Huckabee)氏が撤退を決意する道を付け、事実上共和党の指名候補はマケイン氏となるとの見通しが強い。
一方で、前マサチューセッツ州知事のロムニー氏が、一匹狼的要素の強いマケイン氏に不満を持つ保守派層の結集に努め、今後の選挙戦を続けるに十分な大規模な州での勝利を収めるとの見方もある。例えば、カリフォルニア州でマケイン氏が敗北するという番狂わせが起こり、イリノイやアラスカ(Alaska)、ミズーリなどでも敗北すればマケイン氏は弱いという認識が広がり、共和党の指名候補争いが継続する展開もありうる。(c)AFP
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