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汚職監視の闘士、75歳ベトナム女性に「誠実大賞」

  • 2008年01月22日 18:33 発信地:ベルリン/ドイツ
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世界各国の汚職実態を監視する非政府組織(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)」から、25年にわたる汚職防止活動の功績が認められ「誠実大賞」(インテグリティ・アワード、Integrity Award)を授与されたベトナム人女性のレ・ヒエン・ドゥク(Le Hien Duc)さん(75、2007年12月11日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH NAM

  • 汚職監視の闘士、75歳ベトナム女性に「誠実大賞」

【1月22日 AFP】世界各国の汚職実態を監視する非政府組織(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)」は21日、汚職防止に特別に貢献した個人に与えられる「誠実大賞」(インテグリティ・アワード、Integrity Award)を、25年にわたり汚職と戦ってきたベトナム人女性のレ・ヒエン・ドゥク(Le Hien Duc)さん(75)に授与した。

■授賞理由は「強さと勇気」

 ドイツの首都ベルリン(Berlin)で行われた授与式で、同組織のヒュゴット・ラベル(Huguette Labelle)代表は、活動のため死の危険にもさらされてきたドゥクさんを「汚職の連鎖を断ち切る戦いで強さと勇気を示した」と称賛した。

 ドゥクさんは元小学校教師。退職後、ハノイ(Hanoi)で地元当局者、警官、企業などからわいろを要求された人々から山のような苦情を受け取ってきた。

 報酬は月額70ドル(約7500円)というわずかな年金手当てだけ。たった1人で正義を追求する活動を続けている。たいていは当局へ陳情書を送付するが、何度も「電話攻撃」にうって出ることもあるという。

 ドゥクさんは「受賞は非常に光栄だが、わたしに共感と支援を求めてくる汚職の被害者にとっても名誉なことだ」と受賞の感想を述べた。

■命の危険も恐れず

 ドゥクさんは活動によって敵を数多く作ったが、生命の危険にさらされるような脅しにも動じなかった。

「私は権力もないただの退職した教師だが、汚職との戦いに人生をささげてきた。オートバイや車で脅されるのはいつものことだが、わたしは恐れない」

「国連開発計画(United Nations Development ProgrammeUNDP)の職員が護衛を雇うよう説得に来たが、提案は断った。年はとったが自分の面倒は自分でみれる。唯一恐れるのは、わたしが死んだらこれまでの活動が中断してしまうこと。汚職と戦わなければ、貧しい人々はもっと苦しむことになるからだ」

 トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年発表する「腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index)」の調査結果では、ベトナムは179か国中123位。ちなみに最も公正な国はデンマーク、最も腐敗した国はソマリアという結果になっている。(c)AFP

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