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シラク前仏大統領、退任直前悩み尽きず?元官僚が本出版

  • 2008年01月06日 07:20 発信地:パリ/フランス
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仏ボビニー(Bobigny)で、談笑するジャック・シラク前大統領(左)、ドミニク・ドビルパン前首相(右)、ニコラ・サルコジ大統領(2007年1月9日撮影)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK

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【1月6日 AFP】フランスのジャック・シラク(Jacques Chirac)前大統領(75)は、任期満了前の数年間、高齢や健康悪化に加え、政敵ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領への強い憤りに悩まされていた――。ドミニク・ドビルパン(Dominique de Villepin)前首相内閣の官房長だったBruno Le Maire氏の新著「Des Hommes d'Etat(「政治家」の意)」には、シラク氏やドビルパン氏、および大統領就任前のサルコジ氏とドビルパン氏の関係などについての詳細が記されている。

■ライバル出現が追い打ちに

 Le Maire氏の著書によると、任期満了前のシラク氏は体力の衰えが激しく優柔不断になりつつあり、日々の政治状況を把握していなかった。シラク氏が血管障害で入院して3か月後の05年12月には、ドビルパン首相(当時)がLe Maire氏に対し、「大統領は生きるために闘っている。もはや権力、政府、選挙、政党などには興味がない」と語ったという。

 また、サルコジ氏との争いもシラク氏の窮状に追い打ちをかけたようだ。シラク氏の目には、弟分だったサルコジ氏が国民運動連合を支配したうえ、同党を選挙の道具に変えたように映った。これについてシラク氏は、「わたし以上にサルコジに苦しめられる者は後にも先にもいないだろう」と述べたとされる。

 サルコジ氏が、大統領の座に就くという野心を「本能的」で「動物的」なものだと説明しているのに対し、シラク氏は、「サルコジ氏は当選しないだろう。それは単に必要不可欠な資質が欠けているからだ」と予測していた。

■サルコジ氏VSドビルパン氏

 シラク氏の様子のほか、サルコジ氏と(シラク氏の後継者とみなされていた)ドビルパン氏とのライバル関係についても、敵意だけでなく相互尊重の入り混じった感情だったことがうかがえる場面もある。

 ある日の昼食では、サルコジ氏がドビルパン氏に対しこう言った。

「ドミニク、ひとつ言っておくよ。僕らはお互いが大嫌いだけど、これはこれで楽しいよ。退屈しない」

 また、07年大統領選の当夜には、両氏が首相官邸で語らう姿が描かれている。

 サルコジ氏がサングラスをかけた際、ドビルパン氏は「あっ、トム・クルーズだ!」と冗談を飛ばし、サルコジ氏も「貧乏人のトム・クルーズだよ、ドミニク」と応戦したという。

 次週発売予定のこの本は、2005年から2007年にかけて、Le Maire氏が書いた日記を基にしている。(c)AFP

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