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カストロ議長、実弟への権力委譲の正当性主張

  • 2007年12月30日 10:33 発信地:ハバナ/キューバ
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キューバ国営テレビの番組「Mesa Redonda」に映る81歳の誕生日を迎えたフィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会議長。(2006年10月28日撮影)(c)AFP/TV Cubana

【12月30日 AFP】フィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会議長(81)は、昨年行われた実弟のラウル・カストロ(Raul Castro)第1副議長への権限委譲が縁故主義ではなかったとして、ラウル氏への指名を擁護する姿勢を表明した。カストロ議長から28日に人民権力全国会議(国会)に送られた書簡で明らかになった。書簡は国会でリカルド・アラルコン(Ricardo Alarcon)議長に読み上げられた。

 書簡には、カストロ議長が、「有り余る若さと自制心の欠如」のためとしながらも、「かつて何がされるべきかを認識していると考え、実現するための権力を求めた時期があった」と告白する部分もあり、もはや権力に固執しない姿勢と議長辞職を暗にほのめかせているととれる内容も見られた。

 心境の変化についてカストロ議長は、「人生そのものが理由。19世紀キューバの革命家ホセ・マルティ(Jose Marti )の深い思想や社会主義の古典から導かれたもの」と述べている。

 カストロ議長は書簡の中で、ラウル氏を選択することは非民主主義的であるとともに一族による権力掌握であり、国内の混乱を招くという米政府の批判についても触れている。

 これについて議長は、「2006年7月31日に署名された宣言で、国会議員は誰一人として縁故主義あるいは国会機能の強奪であるとは認識していない」と正当性を主張した。

 カストロ議長は2006年7月、手術後の回復に努めるため国防担当で第1副議長のラウル氏に一時的に権力を委譲した。以来公共の場に姿を現さず、健康状態についての詳細は明らかにされていない。(c)AFP

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