シンガポールで開催された第11回日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席した福田康夫(Yasuo Fukuda)首相(2007年11月21日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD
【12月26日 AFP】福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は27日から4日間の日程で、就任後初めて中国を公式訪問する。日本の首相による訪中は2006年10月、安倍晋三(Shinzo Abe)前首相が初の外遊先として中国を訪問して以来1年2か月ぶりとなる。
■支持率低下の挽回なるか
9月の就任時には安定した支持率をみせた福田内閣も、最近では支持率低下に苦慮しており、今回の訪中により小泉政権下で冷え込んだ日中関係を修復すべく、福田首相の外交手腕が期待される。
中国滞在中、福田首相は胡錦濤(Hu Jintao)国家主席らとの首脳会談に臨むほか、孔子の生まれ故郷である曲阜(Qufu)を訪れる。
■東シナ海ガス田開発など難題も
日本政府は中国政府に対し環境汚染対策への支援を表明するなど日中友好を強調したい考えだが、一方で東シナ海ガス田の開発問題など難題も抱えている。
東シナ海ガス田の開発をめぐる日中間協議は、2004年からこれまでに11回行われたが、日本が提案する海底中間線の位置を中国側が受け入れず、ほとんど進展をみせていない。
■見え隠れする中国側の思惑
中国外務省の秦剛(Qin Gang)報道官は26日の記者会見で、福田首相の訪中は日中関係をさらに安定、発展させるための非常に重要な機会になるだろうと述べ、首相訪中を歓迎する声明を発表している。
中国側には、来春に予定されている胡主席の初の日本訪問への弾みになるよう、福田首相の訪中期間中に何らかの形で日中関係改善の成果をアピールしたい狙いがあるものとみられる。(c)AFP/Kyoko Hasegawa


