2007年12月6日、第13回国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)締結国会議(COP13)が開かれているインドネシアのバリ(Bali)島デンパサール(Denpasar)のマングローブ林を訪れる代表団。(c)AFP/Sonny TUMBELAKA
【12月6日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)新首相が中国の温家宝(Wen Jiabao)首相に対し、二酸化炭素排出削減で隔たりをみせる中国と工業先進国の仲介役をする用意があると申し出たことが明らかになった。
6日の現地紙報道によると、ラッド首相は温首相と20分間の電話会談を北京語で行い、この意向を申し出た。また、温首相から2008年の北京五輪に招待され、これを承諾した。11月24日の総選挙で圧勝し、3日に就任したばかりのラッド首相が他国首脳と本格的な対話を行ったのは今回が初めて。
同紙が引用した政府高官の談話によると、電話会談は温首相からラッド首相に京都議定書(Kyoto Protocol)の批准決定を祝福する電話があったことで実現した。また、温首相は気候変動問題について対話と協力をラッド氏に求めたという。
インドネシアのバリ(Bali)島で10日から開かれている第13回国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)締約国会議(COP13)に出席予定のラッド首相は、気候変動に対する取り組みにおいて国際的に主導的役割を担いたいとの思惑があり、温首相からの接触は弾みのつく材料だ。
2012年に期限切れを迎える京都議定書後について、ラッド首相は中国やインドといった温室効果ガス排出大国や新興国にも排出削減目標を課さない限り、オーストラリア政府は新協定に調印しないとの意向を表明している。(c)AFP



