2007年11月26日、ボリビアのエルアルト(El Alto)からラパス(La Paz)までを行進して憲法改正への支持を訴えるエボ・モラレス(Evo Morales)大統領。(c)AFP
【11月27日 AFP】国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は26日、ボリビアのスクレ(Sucre)で憲法改正の動きに抗議する市民が暴徒化して死傷者が出ている事態を受け、懸念を表明した。
潘事務総長は「ボリビアの民主主義を促進し人権を尊重する上で、ボリビアの政府と国民に自制を求めると同時に、全国民にかかわる重大な事案では国民の総意を得るよう要請する」との声明を発表した。
ボリビアでは24日、エボ・モラレス(Evo Morales)大統領が制憲議会に提出した憲法改正案を与党が単独承認した。野党はこれに抗議して議会をボイコット。一方、スクレでは前週末に市民が抗議デモを実施し、警官隊と衝突して4人が死亡している。
モラレス大統領は、抗議デモは裕福な資本家らに扇動されたものだとしている。
憲法改正案には、大統領の無期限再選を可能にすることも盛り込まれており、同様の憲法改正は同大統領の盟友とされるベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領も目指している。(c)AFP