ワシントンD.C.(Washington D.C.)の米議会上院の環境公共事業委員会で発言するバーバラ・ボクサー(Barbara Boxer)上院議員(民主党、カリフォルニア州選出)。(2007年3月21日撮影)(c)AFP/Karen BLEIER
【11月17日 AFP】米議会上院は16日、ミャンマー軍事政権による9月の民主化要求デモへの弾圧を非難する立場から、次回の東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations、ASEAN)サミットで加盟各国がミャンマーの加盟資格を一時停止するよう求める決議案を満場一致で採択した。
決議案はバーバラ・ボクサー(Barbara Boxer)上院議員(民主党、カリフォルニア州選出)が提出した。
決議文はASEAN諸国に対し、現在制定中のASEAN憲章と機構原則の精神に照らしてミャンマーの加盟資格を再検討するよう要請。さらにミャンマー軍政が人権尊重の姿勢を示すまで、同国の加盟資格を一時的に停止するなどの懲罰処分を検討するよう求めている。
東南アジア諸国10か国が加盟するASEANは、ミャンマーの民主化要求デモの武力制圧後、同国軍事政権に対して異例の非難声明を発表。「嫌悪感」を表明するとともに、民主化運動への暴力と弾圧を即時中止するようミャンマー軍政に求めていた。
ASEAN加盟各国の首脳は、域内の人権擁護と民主化を推進するために策定中の憲章に調印する予定だが、人権団体などはASEANには現在、ミャンマーに対して行使しうる明確な手段は存在しないと話している。(c)AFP