2007年11月5日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホワイトハウスで会談するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領とレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)トルコ首相(左)。(c)AFP/Mandel NGAN
【11月6日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は5日、訪米中のレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)トルコ首相に対し、非合法クルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers’ Party、PKK)」の取り締まり対策への協力強化を約束したことを明らかにした。
エルドアン首相との会談後の記者会見でブッシュ大統領は、トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、イラク国境付近で武装闘争を繰り広げるPKKに対するトルコ政府の掃討作戦に対し、米国は協力を惜しまないと述べた。
また、ブッシュ大統領は、PKKを「テロ集団」と言明。「トルコの敵でありイラクの敵でもあるPKKは、米国にとっても敵だ」と述べ、迅速な情報共有を目指した米国、トルコ、イラクの3か国による軍事提携を提案した。さらに、PKKメンバーの国境間移動や資金流入の阻止対策にも留意していると語った。
これに対し、エルドアン首相はブッシュ大統領の協力申し出を歓迎するとしながらも、イラク国境付近に展開する10万人規模のトルコ軍を撤退させる考えのないことを再強調した。また、イラク政府からもPKK掃討の意志が確認できしだい、断固とした取り締まり対策を展開したいと述べた。
ブッシュ大統領との会談に先立ち、エルドアン首相は「度重なるPKKの暴力行為に対するトルコ国民の忍耐は限界を超えた」との声明を発表している。(c)AFP/Jitendra Joshi