2007年11月4日、パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)の最高裁近くで塹壕(ざんごう)やバリケードを築く民兵たち。(c)AFP/Aamir QURESHI
【11月4日 AFP】非常事態が3日に宣言されたパキスタンでは、首都イスラマバード(Islamabad)で、国や州の主要施設への接近を阻止するためのバリケードや有刺鉄線が、警察によって設置されている。
議会、大統領府、最高裁へ通じる主要道路は封鎖され、付近には警察や民兵が配備された。
ペルペズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領が3日遅く、非常事態宣言を発令、憲法の効力を停止し、イフティカル・ムハンマド・チョードリー(Iftikhar Muhammad Chaudhry)最高裁長官を解任した後、警備の強化が命じられた。
イスラマバードの国営ラジオ・テレビ局、一流ホテルのほか、判事官舎付近にも検問所が設置された。店舗は営業しているが、早朝の交通量は少なく、市場は閑散としていた。
政府は、クリケットのスター選手から政治家に転向したイムラン・カーン(Imran Khan)氏など、主要な野党勢力の身柄を拘束した。最高裁の外では、弁護士らによる抗議に備え、警備が強化された。Movement for Justice Partyを率いるカーン氏は、ムシャラフ大統領を退陣に追い込む反対活動の中心人物だった。カーン氏は「ムシャラフ大統領は慈悲深い独裁者を演じてきたが、追い詰められ、本当の姿を見せ始めている」と指摘していた。(c)AFP