2007年11月3日、グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)の国会前で、反政府集会に集まった人々。(c)AFP/VANO SHLAMOV
【11月4日 AFP】グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)で3日、ミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領の辞任を求める反政府集会が2日目を迎えた。
参加した人数は前日の約5万人に比べ約1万2000人と規模は縮小したものの、依然与党の「国民運動(National Movement Party)」にとって大きな政治的試練となっている。
野党側は以前、来年秋に予定されている議会選挙を4月に繰り上げ実施するよう求めたが大統領はこれを拒否。今回のデモでは繰り上げ選挙の実施と、大統領の辞任を求めている。
国会前に集まった人々に向かって野党側の議員コンスタンチン・ガムサフルディア(Konstantine Gamsakhurdia)氏は「われわれの前回の要求に加え、大統領と呼ばれるサーカシビリの辞任を要求する」と述べ、別の野党議員は「われわれの要求に対しそのような行動を取った大統領に辞任を求める。サーカシビリのいない新生グルジアを!」と主張した。
野党側は集まった人々に対し、要求が受け入れられるまで抗議活動を続けるよう呼びかけた。3日夜には参加者は数百人にまで減ったが、野党側は4日の集会では参加者数の回復を見込んでいる。
これに対して与党側は選挙の実施を拒否、大統領は沈黙を守っている。
親欧米の同大統領は、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)への加盟を目指しているが、ロシアがこれに反発している。
サーカシビリ大統領は民主主義と自由経済市場を実現したとして国際的に高い評価を受けているが、これに反し国内では政権の強硬姿勢や反政府に対する追及、司法権の侵害、格差拡大などの問題が噴出していると野党側は主張している。与野党ともに親欧米路線を採ることでは一致している。(c)AFP/Michael Mainville