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故ラビン首相の追悼集会、偉業をたたえ十数万人が参加

  • 2007年11月04日 14:46 発信地:テルアビブ/イスラエル
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2007年11月3日、テルアビブ(Tel Aviv)のラビン広場で行われたイツハク・ラビン(Yitzhak Rabin)首相の没後12周年追悼集会に参加する市民。(c)AFP/JACK GUEZ

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【11月4日 AFP】イツハク・ラビン(Yitzhak Rabin)イスラエル首相が凶弾に倒れ死亡してから12年を迎える3日、事件の現場となったテルアビブ(Tel Aviv)のラビン広場に十数万人が集まり、パレスチナとの和平に尽力した同首相をたたえる追悼集会が開かれた。

 集会参加者には高校生ら若い世代も多く含まれていたが、彼らはラビン首相とヤセル・アラファト(Yasser Arafat)前PLO議長が晴れた夏の日にホワイトハウス前で歴史的握手を交わしたことや、その数年後にラビン首相が銃弾に倒れた夜のことを覚えていない。

 それでも、1995年11月4日、極右思想を持つユダヤ教原理主義者イガル・アミール(Yigal Amir)が発砲した銃弾3発を背中に受けるわずか数分前に、ラビン首相が行った演説の録音が広場で流されると、集会参加者は当時を思い出した様子だった。

 この演説の中でラビン首相は、「われわれは目前にある和平への機会をつかまなければいけない」と述べている。

 集会に参加した若者らは、ラビン首相の主導した和平プロセスがその死と共に葬り去られてはならないという断固とした決意を見せていた。

 金髪の長髪をドレッドロックスにする17歳の学生、Noi Levorさんは、「和平を選択すべきとき」と書かれたプラカードを掲げ、「状況はとても深刻だが、われわれが和平を望めばその方向に弾みがつく。ただの集まりではなく、われわれにとって重要な集会なのだと政府に理解してほしい」と話した。

 別の参加者Shapir Nisaniさん(16)は、いまだに人々の記憶に生々しく残る首相の暗殺事件に嫌悪感を抱き、「ユダヤ人市民が、偉大な指導者に対して、その信念に相反するからとの理由だけでこのような悪行を行ったことは恐ろしいこと」と語った。

 ラビン首相の暗殺現場に居合わせたシモン・ペレス(Shimon Peres)前大統領はこの追悼集会での演説で、「君たちはラビン首相の後継者だ。たじろいではいけない。彼が歩んだ和平と安全保障の道を君たちも歩んでほしい」と、ラビン首相の志を受け継ぐよう訴えた。

 集会に多数の市民が集まった背景には、和平を求める意思のほかに、ラビン首相を暗殺したアミール服役囚が獄中で結婚したうえ父親となったことに加え、極右思想を持つグループが12年間独房の中にいる同服役囚の減刑を求める運動を始めたことへの怒りと反発もある。

 ラビン首相の息子、ユバル・ラビン(Yuval Rabin)氏はイスラエル国内の状況について、「何も変わっていない。教訓は生かされていない。今日でも以前と同様に、暴力を扇動しようとする声をいまだに耳にする」と憂慮する。

「首相暗殺、禁固100年も軽すぎる」と書かれたプラカードを掲げる70代の年金生活者、David Kandiotiさんは、「ラビン首相が健在なら、イスラエルはシリアをはじめとする隣国すべてと和平を実現していただろう」と話した。

 1993年のオスロ合意(Oslo autonomy accords)調印によって当時のアラファトPLO議長とペレス外相(当時)と共に94年のノーベル平和賞(Nobel peace prize)を受賞したラビン首相の暗殺から12年を迎えた今日、7年間にわたる交渉中断を経てイスラエルとパレスチナの和平プロセスの話し合いが再び開始されようとしている。

 故ラビン首相は、軍人としての経歴と1990年代にパレスチナとの和平への道を開いた偉業から国民的英雄として尊敬を集めてきた。

 主催者の発表によるとこの集会の参加者は15万人。故ラビン首相の正式な没後12周年追悼式典はユダヤ暦に従い10月23日に日没前に行われた。(c)AFP

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