2007年11月3日、アフガニスタンの首都カブール(Kabul)でハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領との共同会見に臨むドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相。(c)AFP/MASSOUD Hossaini
【11月3日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は3日、ドイツが軍の部隊を派遣しているアフガニスタンを電撃訪問した。アフガン訪問は首相就任以来始めて。
ドイツは、イスラム原理主義組織「タリバン(Taliban)」など過激派の掃討作戦のため、アフガニスタンに連邦軍部隊3000人を派遣しているが、こうした軍事貢献に対するドイツ国民の支持は落ちてきている。10月にドイツで行われた世論調査では、アフガニスタンにおける同国の役割を支持すると答えた国民は29%にとどまった。
ドイツ連邦議会は10月12日、連邦軍のアフガニスタン駐留期限の1年延長と、部隊3500人の新たな任務の枠組みを承認した。
駐留部隊の大半は北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)に派遣され、アフガニスタン治安部隊の訓練などを行っている。このほかに精鋭部隊約200人をタリバンや国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」などの武装勢力掃討を主な任務とする米軍主導の多国籍軍に派遣している。
ドイツは部隊の大半を情勢が比較的落ち着いた北部地域に駐留させ、タリバンの脅威が極めて大きな南部地域への部隊派遣を求めるNATOの要請を拒否し続け非難を受けている。トルネード(Tornado)偵察機6機を派遣しているものの、NATOから要請のあった南部地域への軍用輸送ヘリコプターの派遣には応じていない。
ドイツがアフガニスタンへの部隊派遣を開始してからの5年間で、兵士25人、警官3人、民間人4人のドイツ人が反政府勢力の攻撃で死亡している。(c)AFP