2007年11月2日、トルコの首都アンカラ(Ankara)で会談を前に握手するレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相とコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官(c)AFP/UMIT BEKTAS
【11月2日 AFP】(11月3日一部修正)中東歴訪中のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は2日、訪問先のトルコの首都アンカラ(Ankara)で同国首脳らと会談した。イラク北部を拠点にトルコへの攻撃を続けるクルド労働者党(Kurdistan Workers' Party 、PKK)の掃討に向け、「効果的戦略」を提案したもよう。
トルコ政府は世論の圧力に押され、イラクと米国がPKKの掃討に立ち上がらない限り、自国軍をイラク北部に派遣すると主張している。一方米国は、それにより比較的治安の安全なイラク北部が混乱に陥ることを懸念している。
アンカラ入りに先立ちライス長官は、経由地のアイルランドで記者団に対し「イラク北部の治安を揺るがすものは、すべてトルコの国益にならないはずだ。もちろん、米国のためにもならないし、イラクのためにもならない」と述べ、トルコによる軍隊派遣をけん制した。
さらに「PKKの脅威に対抗する効果的な戦略を策定したいが、そのためには、米国、トルコ、イラクの協力が不可欠だ」とも語り、クルド人独立国家を目指し23年間にわたって武装闘争を展開しているPKK掃討を目指した協力体制を呼びかけた。
トルコ政府によれば、現在イラク北部で活動するPKKの武装兵は3500人に上る。トルコはPKKからの度重なる攻撃に対抗するため、国境沿いに10万人規模の軍隊を配備している。(c)AFP/Sylvie Lanteaume