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08米大統領選挙>民主党候補、イラン・イラク政策でクリントン氏を一斉攻撃

  • 2007年10月31日 21:22 発信地:フィラデルフィア/米国
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2007年10月30日、米国ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)の ドレクセル大学(Drexel University)で行われたNBC放送の民主党大統領候補討論会に臨むヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補(左)とバラク・オバマ(Barack Obama)候補(右)。(c)AFP/Stan HONDA

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【10月31日 AFP】2008年米大統領選でNBC放送の民主党大統領候補討論会が30日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)の ドレクセル大学(Drexel University)で行われた。トップを独走するヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員に対し、同党有力候補がイラン、イラクに関する外交方針をめぐって一斉に批判の矛先を向けた。

 クリントン候補に次いで高い支持を集めているバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員やジョン・エドワーズ(John Edwards)元上院議員は、クリントン候補がイランとの開戦を後押ししていると非難し、イラク戦争泥沼化の責任も追及。また、クリントン候補の発言は政治的に「詭弁(きべん)」だと非難し、同候補では共和党候補と対決する本選で勝ち抜けないと訴えた。

■「対イランで譲歩」「イラク戦争の共著者」とヒラリー批判

 民主党の公認候補選出に向け、全米で最初となるアイオワ(Iowa)州の党員集会を約2か月後に控え、候補者間ではさらに緊張感が高まり、議論は白熱している。クリントン候補は世論調査で2けた台のリードを保っており、オバマ、エドワーズ両候補は巻き返しを図る必要に迫られている。

 2004年の大統領戦では副大統領候補だったエドワーズ候補は、上院でイラン革命防衛隊(Revolutionary Guards)をテロリスト組織に指定する法案にクリントン候補が賛成した点について、「譲歩すれば、ブッシュ政権がつけあがることは分かっている。(クリントン候補は)詭弁家だ」と痛烈に批判した。イラン革命防衛隊に対する米政府のテロ組織指定は、イランに対する開戦を正当化する口実となりうると、反対派は警告している。

 クリントン候補は先月上院で同決議に賛成したことについて、イランに対する外交的圧力を強め、同国に核開発計画を断念させたい意図があったと主張し、「わたしは戦争に急いでいるわけではない。ただ、何もしないことが良いとも思っていない」と弁明した。

 オバマ候補の批判はさらに、2002年のイラク侵攻に承認を与えた決議で、クリントン候補が賛成票を投じた点までさかのぼり、クリントン候補はイラク戦争の「共著者」ともいえ、大統領にふさわしくないと責めている。「彼女は戦争に賛成し、イラクへの派兵を承認し、後にはこれは外交のための戦争だとまで述べた。それを政治的経験が豊富というのかもしれないが、われわれが必要としている現政権からの明確な変化をもたらせるとは思わない」

 オバマ氏はイラン革命防衛隊のテロ指定決議のあった議会は欠席していたが、やはり同決議によってイランに対する開戦の可能性が高まるとし、対イラン開戦を「声高に叫んできたのは共和党だ。ブッシュ大統領は第3次世界大戦について語っている。こうした決議では中東地域に正しいメッセージは伝わらない」と警告している。

■風見鶏的発言に非難

 クリントン候補のライバルたちは、クリントン氏が政治的な風向きによって立場を変える傾向があると指摘し、その変化があまりに両極端なので、本選では勝利できないだろうと批判している。

 夫のビル・クリントン(Bill Clinton)前大統領時代に、民主党が党内で分裂し混乱し続けたように、ヒラリー大統領になればさらにひどい混乱が起こると、オバマ氏は予測する。「90年代以降、民主党は内部で争い続けてきた。(ヒラリー政権となれば)また8年間、内輪もめが続くことになるが、そんな状況は必要ない」

 エドワーズ候補は、クリントン候補が大統領になれば、共和党にとっては好都合だという。「共和党はあなたとの決戦を望んでいる」

 両候補はさらに、クリントン候補が地元選挙区であるニューヨーク州で不法移民に運転免許証を付与することの是非について、明らかに矛盾した回答をしたとして猛攻撃した。オバマ候補は「クリントン議員は2分の間に、まったく違うことを2つ言った。アメリカが望んでいる大統領は、一貫性のある大統領ではないか」と攻め立てた。

■本人は「共和党が恐れているのは自分」と自信

 候補者争いに出馬は表明しているものの当選の確率が低いクリストファー・ドッド(Christopher Dodd)上院議員も、「公正だろうとなかろうと、アメリカ人の半分は彼女には投票しないと言うだろう」と、クリントン候補の本選での勝利に疑問を呈する。

 当のクリントン候補は、共和党が自分の名前を引き合いに出すのは、自分が手ごわい相手だとみなされている証拠だと意に介さない。「わたしは共和党、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領、ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領に立ち向かってきたし、これからもそれを止めない。民主党員も分かっているはずだ」と自信を見せた。(c)AFP

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