【10月22日 AFP】中国共産党は22日、最高指導部の政治局常務委員(Politburo Standing Committee)9人を選出した。胡錦濤(Hu Jintao)総書記(64)の独自色を打ち出すとともに、ポスト胡を見据えた若手指導者4人が昇格した。

 新たに昇格した若手指導者は、今年3月に抜擢されたばかりの習近平(Xi Jinping)上海(Shanghai)市党委書記(54)、李克強(Li Keqiang)遼寧(Liaoning)省書記(52)、賀国強(He Guoqiang)党組織部長(64)、周永康(Zhou Yongkang)公安相(64)。

 再任された胡総書記は、北京(Beijing)で記者団に対し、「国の統治と若返りを最大目標として、科学的発展観に基づき包括的でバランスのとれた持続可能な成長を目指す」と述べ、近代化を推し進める意向を改めて強調した。胡錦濤総書記は来年3月の全国人民代表大会で再び国家主席に選出されるとみられている。(c)AFP/Karl Malakunas