2007年7月2日、豪シドニー(Sydney)の北にあるニューカッスル(Newcastle)の港に入港するコンテナ船。(c)AFP/Greg WOOD
【10月12日 AFP】米商務省が11日に発表した8月の貿易収支の赤字額(季節調整済み)は、前月比2.4%減の576億ドル(約6兆7600億円)となり、2004年2月以降最低水準になった。原油価格の高騰を、ドル安に支えられた輸出の伸びが相殺したと見られる。
赤字額は、原油と中国製品の輸入が多くを占めているが、これらの要素以外では貿易収支は改善している。中国に対する赤字額は前月比5.4%減少しているものの、225億ドル(約2兆6400億円)となっている。
今回の赤字額は今年1月以来の最低額になっており、金融関係者の予測平均を上回る減少になった。
第2四半期の米国経済の成長率は3.9%を記録しているが、今年の下半期の成長率はより緩やかになると見られている。
輸出額は、ドル安に支えられ、前月比0.4%増の1383億ドル(約16兆2000億円)で過去最高額を記録した。これに対し輸入額は前月比0.4%減の1959億ドル(約23兆円)となった。
商品の赤字額は前月比12億ドル(約1400億円)減の666億ドル(約7兆8000億円)となり、サービスは2億ドル(約235億円)増の90億ドル(約1兆500億円)となっている。
8か月間の累積赤字は、前年同時期の5175億ドル(約60兆700億円)に対して、4719億ドル(約55兆4000億円)に縮小した。この傾向が続けば、米国の2007年度貿易収支は、6年ぶりに減少することになる。(c)AFP/Rob Lever