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米大統領選、候補者たちは等身大のイメージ作りに必死

  • 2007年10月05日 18:09 発信地:ワシントンD.C./米国
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2007年10月4日、ワシントンD.C.のカーネギー協会(Carnegie Institution of Washington)で演説するヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員。(c)AFP/TIM SLOAN

  • 米大統領選、候補者たちは等身大のイメージ作りに必死

【10月5日 AFP】ホワイトハウス(White House)の住人となる夢を胸に、ビジネスジェット機で忙しく飛び回る2008年米大統領選挙の候補者たちだが、彼ら自身は有権者から「普通の人」として見られたいと考えている。この願いに、候補者らの配偶者が一役かっている。

■政策面での堅苦しい発言を「等身大」のイメージで緩和

 大統領選の争点には、イラク情勢や「テロとの戦い」、対イラン政策など厳しい内容が並び、候補者たちの発言も自然、きついものになりがちだ。それだけに、候補者らは人間的で柔らかなイメージをより際立たせようと、配偶者の協力の下さまざまな演出に余念がない。

 たとえば民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補が、夫のビル・クリントン(Bill Clinton)前米大統領の健康面に配慮して、コレステロール値の高いポテトチップスではなく、ニンジンを食卓に出しているという話を披露すれば、同じく民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)候補の妻、ミシェル(Michelle Obama)夫人は、オバマ候補が実は洗濯物などにだらしなく、靴下が汚れている話で聴衆を楽しませる。

 一方、共和党のルドルフ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)候補は、ジュディス(Judith Giuliani)夫人との携帯電話での甘い会話を、聴衆にわざと聞かせてみせる、といったかんじだ。

■イメージ戦略の効果? 「選挙戦で最強の夫婦」

 こうした「格式張らない選挙戦」を引っ張っているのは、今回の選挙戦で「最強の夫婦」といわれるクリントン夫妻だ。

 1月に選挙戦を開始したクリントン候補は、しばしば批判的な報道をするテレビや新聞などの既存メディアを避けてウェブビデオで出馬表明を行ったが、その後も有権者と直接コミュニケーションを取ることを好んできた。

 たとえば9月には、親しみやすい文面のメールで、寄付をした支持者らを自宅での昼食会に招いた。支持者らのメールボックスにはその3日後、今度はクリントン前大統領から、「わたしも参加してもいいですか?」とのメールが届いた。

 大統領選の選挙戦が始まる前は、クリントン候補の笑い声を聞いたことのある米国人はほとんどいなかった。クリントン候補と前大統領の間には、テロ容疑者の扱いをめぐって意見の相違があるが、討論会やインタビューでこの点について、自身が大統領に選ばれた場合の前大統領の役割を問われたクリントン候補は、くすくす笑って「後で彼と話すわ」とかわしてみせた。

 クリントン候補がことさら人柄を強調するのは、自身に関する「感じがよくない」との批判があるためだ。支持者らも、「世界一有名な女性だが、米国人は彼女の本当の顔を知らない」と話している。(c)AFP/Stephen Collinson

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