2007年10月4日、ソウル(Seoul)の駅で、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領(画面左)と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記(画面右)が共同宣言署名後、つないだ手を掲げている映像を見る韓国の人々。(c)AFP/JUNG YEON-JE
【10月4日 AFP】北朝鮮を訪問した韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領に同行した代表団員が、平壌(Pyongyang)で長年消息が不明だった親族と偶然再会した。平壌からの報道で4日、明らかになった。
再会を果たしたのは、盧大統領の上級秘書官として市民および社会問題を担当するCha Seong-Su氏と、義理の父親のいとこYun Ki-Jongさんで、場所は盧大統領主催の晩餐会だったという。Yun氏は、Chaさんが親族だということを伝えると、手を固く握りしめうれしそうに真偽を確認したという。
Yun氏は、財政相を20年間務めた後、政府系シンクタンクに移り、現在は金日成大学(Kim Il-Sung University)の名誉教授をしているという。
Chaさんは「昨日、彼女を探そうとしたが、見つけることができなかった。まさか会えるとは思っておらず、本当にうれしい」と語った。一方、Yun氏も「母親から、韓国に住んでいる彼女の弟のことを何度も聞かされていた。わたしも会えて非常にうれしい」と語った。
2人は午前0時過ぎに晩餐会が終了するまで、会話を続けたという。
2人の再会は、朝鮮半島の分断が人間関係に与える代償に光をあてたといえる。1950-53年の朝鮮戦争停戦以来、韓国国内だけでも9万人以上の人々が肉親に会うことができないでいる。
韓国と北朝鮮の間には、郵便や電話でのやり取りはまったくない。韓国政府は、多くの南北離散家族が高齢となり、肉親との再会を切望している現在、離散家族の再会問題を差し迫った課題と位置づけている。(c)AFP