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ミャンマー取材の長井さん射殺、警視庁が殺人で捜査へ

  • 2007年10月03日 21:46 発信地:東京
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2007年10月2日、ミャンマー反政府デモ取材中に犠牲となった長井健司(Kenji Nagai)さんの死亡現場で献花するAPF通信の山路徹(Toru Yamaji)代表。(c)AFP

【10月3日 AFP】ミャンマーのヤンゴン(Yangon)で、映像ジャーナリスト長井健司(Kenji Nagai)さん(50)が反軍事政権デモを取材中に射殺された事件で、警視庁は3日、殺人容疑でミャンマー軍に対する捜査に乗り出すと発表した。

 長井さんの遺体帰国を受けて検視など捜査に着手し、銃撃に関与したとみられるミャンマー軍兵士らを訴追していく方針だ。

 3日付の読売新聞によると、刑法では、日本人が海外で重大犯罪の被害者となった場合、警察は「国外犯規定」を適用し、容疑者の訴追を追及できる。容疑者の身柄引き渡しについては、当事国間の協定の有無次第となる。

 遺体はバンコク(Bangkok)経由で4日に日本に到着する予定で、警視庁では司法解剖を行い、被弾の状況などについて調べる。

 長井さんは東京の独立系ニュースプロダクション、APF通信社(APF)のためにヤンゴンで反政府デモを取材中だった9月27日、射殺された。後に日本の各局で放映された事件当時の映像では、半ズボンにサンダルといった軽装の長井さんが、ミャンマー軍の兵士に至近距離から銃撃された様子が映っていた。

 長井さんの両親は、東京で遺体に面会することになっている。母親の道子さんは一刻も早く会いたいと述べ 、映像の中で倒れた長井さんの右手に握られていたカメラについて「意識の薄れた時に、最後まで離さなかった。執念を感じる」と語った。

 ミャンマーの首都ネピドー(Naypyidaw)を訪れていた藪中三十二(Mitoji Yabunaka)外務審議官は、軍政当局から長井さん射殺は事故だったとの説明を受けたが、3日、帰国した空港では記者団に、誠実な話し合いができたと思うと話した。同審議官はミャンマー訪問中、抗議を伝えるとともに、事件について真相究明を求めた。また、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんとの面会も要請したが、認められなかった。(c)AFP
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