2007年10月1日、韓国の首都ソウル(Seoul)で第2回南北首脳会談の開催に反対する保守派。(c)AFP/JUNG YEON-JE
【10月1日 AFP】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領は1日、翌日から北朝鮮の平壌(Pyongyang)で開催される第2回南北首脳会談へ向けて、北朝鮮との永続的平和を追求したいと抱負を語った。
しかし、韓国の保守派野党は「北朝鮮に対し、合意のためだけに認識の甘い経済的譲歩」を行わないよう盧大統領の姿勢を批判し、警告している。
■「最優先課題は朝鮮半島の平和確立」
「国軍の日」の1日、韓国中部の大田(テジョン、Daejeon)で開かれた軍事パレードに出席した盧大統領は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は「新たな段階に入った」と述べ、同協議における明らかな進展に勢いを得て「(首脳会談の)議題は多岐にわたるだろうが、わたしが優先するのは朝鮮半島における平和の確立だ」と語った。
同大統領はまた、北朝鮮の核問題はすでに6か国協議レベルで取り組まれており、首脳会談では主要な議題とならないだろうと述べ、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記との対話の雰囲気に水を差さない配慮もみせた。
議題の焦点となりそうなのは経済協力だ。韓国各紙は非公式な情報としながらも、数十億ドル規模のプロジェクトが議題にのぼるだろうと報じている。
■野党側は経済協力などに批判的
一方、最大野党ハンナラ党(Grand National Party、GNP)は、次期政権の重荷になるとして、盧大統領にいかなる協定も結ばないよう求めている。12月に実施される大統領選挙で優勢とみられている同党は、「認識の甘い民族主義的な楽観主義に陥っている」と批判の矛先を現大統領の側近らに向けている。
ハンナラ党のNa Kyung-Won広報担当は政府与党について、「北朝鮮に感情的にアプローチすることは失敗をもたらす、ということを彼ら(与党)は理解するべきだ。自己陶酔のために、韓国国民の負担を増大させるような約束をしてはならない」と厳しく警告した。
また盧大統領が2日に北朝鮮のマスゲームと芸術公演「アリラン」を見学する予定についても、ハンナラ党は北朝鮮を賛美する姿勢だとみなして非難している。韓国政府は、盧大統領に配慮し、北朝鮮側はマスゲームのプロパガンダ色を抑えているとしている。(c)AFP