2007年9月28日、北京(Beijing)のホテルで、6か国協議に向かう際に関係者に渡された書類に目を通す米主席代表のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補。(c)AFP/TEH ENG KOON
【9月29日 AFP】2日目を迎えた北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、米主席代表のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は28日、「北朝鮮側は核計画の完全申告と無能力化に向けいくつかの措置については合意したものの、詳細に関しては他の参加国との間に相違がある」と語り、北朝鮮側は核開発の放棄に向けて前向きな姿勢を示しているものの、なお一層の取り組みが必要だとの見解を示した。
ヒル次官補は、年末までの無能力化と核計画完全申告を目指した作業工程表を策定するにあたり、協議が難航していることを示唆。報道陣に対し「複雑かつ技術的な事項について取り組み、かなり忙しい一日だった。今まで例がない試みなので簡単ではない。未知の領域での作業だ」と述べた。
ヒル次官補は前日、28日中にも年末までの作業工程表に合意し、議長国である中国による草案提示を予定していたが、作業は停頓している。協議は30日に最終日を迎えるため、それまでには今後の日程を明記した何らかの声明を発表するつもりだとヒル次官補は強調した。
現在は、現段階で北朝鮮政府が発表していない核物質・起爆装置・核施設を含む、核計画の完全申告についての協議が行われている。また、北朝鮮が保有するすべての核施設の無能力化についても、最終日までに協議される予定。
寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設は7月に封印されているが、ヒル次官補は、再稼働はすぐにでも可能だろうとの見解をあらためて示した。(c)AFP/Verna Yu and Jun Kwanwoo


