【9月28日 AFP】ミャンマー情勢を受けて東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian NationsASEAN)は27日、国連本部でASEAN非公式外相会議を開き、軍事政権にデモ隊への実力行使を直ちに停止するよう求める異例の声明を発表した。ASEANはこれまでミャンマーについて内政不干渉を原則としていた。

 議長国シンガポールのジョージ・ヨー(George Yeo)外相は、「各国外相はミャンマー政府に対し、デモ参加者に対する実力行使を即刻停止するよう求める」との声明を読み上げた。

 また、「暴力による鎮圧ならびに死傷者が発生したことについて、各国はミャンマーのニャン・ウィン(Nyan Win)外相に対し遺憾の意を表明した」と述べ、軍事政権に対して自制を求めるとともに、「政治的解決を通じて国民的和解を達成し、平和裏に民主主義へ移行する」よう呼び掛けた。(c)AFP